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#13 書評-Book Review "Search Inside Yourself"-

August 25, 2017

  

こんにちは。久しぶりの書評です。

 

私は今NPO法人SAMURAI MEETUPSという60名を超える組織の代表として、どのようなコミュニティをデザインするかについて日々考えています。

 

そして、最近の私の答えは「メンバー1人1人の幸福度の高いコミュニティ」です。

 


メンタルヘルスが社会問題と深く関わっている今日、ネガティブな感情ほど他者へ伝染しやすいそうなので、まずは自分が所属するコミュニティから幸福度を高めていくことで、長期的に多くの人々の幸福度を高められる活動にできたらなと思っています。

 

 
そして、そのために、自分自身が 怒り や 悲しみ というネガティブな仲良く出来たらな、と思っていたところ、友人にこの本を推薦されたので、読んでみました。

 

 

Chade-Meng Tan著「Search Inside Yourself

 

①作品の背景

 

Amazonの商品紹介の部分から抜粋しました。以下、あらすじです。

 

★世界的に注目される「マインドフルネス」実践プログラム! 
★Googleで生まれ、世界の有力企業が続々導入する「SIY」の内容を開発者自らが語る
★週刊東洋経済、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(ウェブ)等で続々紹介!

Googleの人材はこの研修で成長する
自己認識力、創造性、人間関係力を高めるアプローチ

 

Google発、世界のビジネスリーダーが実践する能力開発プログラムのすべて!

なぜGoogleの社員は、楽しく創造的に働き、柔軟性を持ち、優れた成果を上げられるのか?
その鍵を握るのが、独自の研修プログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)」。
心を整える手法「マインドフルネス」を、科学にもとづき、日々実践しやすい形にした
「SIY」はGoogle内で熱狂的に支持され、SAP、アメリカン・エキスプレス、LinkedInなど
他の企業や大学にも次々に採用されている。その内容を開発者自身が語った本書は、
まさにビジネスパーソンや入門者にとってマインドフルネス実践バイブルというべき一冊。
1分でできるものから本格的なものまで、自己認識力、創造性、人間関係力など
さまざまな能力を高める驚きの技法をユーモア交えてわかりやすく紹介する。

(Amazonより)

 

 

②作品の概要

③作品の魅力

 

 

章ごとに、概要と、魅力的だと感じた要素を以下に記載しました。

以下、一部ネタバレを含みますので、ご了承下さい。

 

▶︎イントロダクション「サーチ・インサイド・ユアセルフ」

ー内を見つめよ。内面にこそあらゆる善の源があるのだから。(マルクス・アウレリウス)ー

 

そもそものGoogleの研修「Search Inside Yourself(SIY)」について、書かれています。

その中で、幸せの水準を脳科学的に測定する方法があるというのが印象的でした。

左の前頭前野の活性化の度合いが相対的に高い人ほど、喜びや熱意、活力といったポジティブな情動を多く報告する。一方、右の前頭前野の活性化の度合いが相対的に高い人は、ネガティブな情動を報告する(本書より)

 

また、SIYの最も実践的でシンプル活躍に立つ心の習慣として、誰であろうと人に会ったら必ず「この人が幸せになりますように」と、まず反射的に思う習慣が挙げられていました。

 

 

▶︎第一章「エンジニアでさえEQで成功できる」

ー私たちの過去に残されたものも、私たちの未来に待ち受けているものも、

私たちの中にあるものと比べれば取るに足らない。(ラルフ・ウォルドー・エマソン)ー

 

この章では、まずIQに対比されるEQ(Emotional Intelligence Quotient)という概念について”自分自身と他人の気持ちや情動をモニターし、見分け、その情報を使って自分の思考や行動を導く能力(本書より)”と定義しています。そして、EQは以下の5つの領域に分類されます。

 

自己認識:自分の内面の状態、好み、資質、直感を知ること

自己統制:自分の内面の状態、衝動、資質を管理すること

モチベーション(動機付け):目標達成をもたらしたり助けたりする情動的な傾向

共感:他人の気持ち、欲求、関心を認識すること

社会的技能:他人から望ましい反応を引き出すのに熟達していること

 

そして、EQのもたらす効果として、「優れた職務遂行能力」「抜群のリーダーシップ」「幸せのお膳立てをする能力」の3つを列挙しています。(本書より)

 

では、具体的にこのEQを伸ばすにはどのように訓練すればいいのでしょうか?

まずは、注意力を鍛えること、とされています。では何に対して注意するのでしょう?

 

それを教えてくれるヴィクトール・フランクルの以下の言葉が、私がこの本で1番印象に残った言葉でした。

刺激と反応の間には間隔がある。その間隔に、反応を選ぶ私たちの自由と力がある。私たちの反応の中には、成長と幸せがある。(本書より)

 

さらに、具体的な自己認識を鍛える方法として、マインドフルネス瞑想が紹介されています。

また、ここでマインドフルネスを”特別な形、つまり意図的に、今の瞬間に、評判や判断とは無縁の形で注意を払うこと”と定義しています。

 

 

▶︎第二章「命がかかっているかのように呼吸をする」

ー道は常に無為にして而も為さざるは無し(老子)ー

 

▶︎第三章「座らないでやるマインドフルネス・エクササイズ」

ーまこと、正念(マインドフルネス)はどんな場面でも役に立つ(仏陀)ー

 

▶︎第四章「100パーセント自然でオーガニックな自信」

ー問題を生み出したのと同じ頭を持ってしては、その問題は解決できない。(アルベルト・アインシュタイン)ー

 

第二・三・四章では、具体的なマインドフルネス瞑想の方法について紹介されています。

このプロセスモデルとしては、以下の流れがあります。

①意図:ストレスを減らす・健やかさを増す

②注意:集中力・平静さ・流れに乗る(フロー)

③認知的プロセス:思いを巡らす・心配する・空想にふける

④態度:自己批判的・優しい・好奇心の強い (本文より)

 

 

▶︎第五章「情動を馬のように乗りこなす」

ー人は己を支配する以上の支配権も、それ以下の支配権も持ち得ない(レオナルド・ダ・ヴィンチ)ー

 

第五章では、EQの中の自己統制がテーマとなっています。

誰でもできる、自己統制の方法として以下の5つのプロセスが記載されています。(本文より)

①停止する:一瞬だけ、反応するのを踏みとどまってみる

②呼吸する:深呼吸することで、停止を強化する

③気づく:自分の情動を経験する

④よく考える:相手の立場に立って考え、大局的に眺める。

⑤反応する:ポジティブな結果をもたらしそうな反応をする (本文より)

 

 

▶︎第六章「利益をあげ、海を漕ぎ渡り、世界を変える」

ーこの世の中で最も尊く、明瞭に理解され、賢明で、確かな不変の事実は、私たちが幸せを望むだけではなく、もっぱら幸せであることを望むというものだ。ほかならぬ私たちの本質が私たちにそうさせるのである。(聖アウグスティヌス)ー

 

この章では、モーチベーションがテーマです。

トニー・シェイは、仕事というコンテクストでの幸せの種類を以下の3つと捉えています。

快楽:この種類の幸せは、次の高揚感をたえず追いかけるというもので、ロックスターのような幸せだ。ロックスターのような暮らしをしていなければ、維持するのがとても難しいからだ。

情熱:「フロー」とも呼ばれる。物事に没頭し、最高の仕事を見せ、時間が瞬く間に過ぎていく。

崇高な目標:自分より大きくて、自分にとっての意味のあることの一部になる。

 

そして、この3つの中で、③→②→①の順番で持続可能性が長いため、モチベーションの高い仕事の取り組み方とは、「時間とエネルギーの大変を費やして崇高な目標に取り組み、ときどきフローを楽しみ、たまにロックスターのような快楽を味わうべきである」と述べられています。(本文より)

 

また、特にこの崇高な目標についてモチベーション高く取り組むことを、ダニエル・ピンクは「内発的モチベーション」と呼び、以下の3つの要素をあげました。

自律:自分の人生を自分で導きたいという衝動

熟達:大切なことがもっともっと上手にできるようになりたいという欲望

目標:自分のすることを、自分自身よりも大きいもののためにしたいという強い思い (本文より)

 

 

▶︎第七章「共鳴と、脳のタンゴ」

ーまず理解に努め、それから理解されることを目指せ。(スティーヴン・R・コーヴィ)ー

 

この章のテーマは共感です。

共感を生むための前提としての信頼について、有能なチームと機能不全に陥っているチームを例に解説していたのが印象的でした。具体的には、後者のチームは「信頼の欠如」「対立への恐れ」「責任感の不足」「責務の回避」「結果への無関心」という順番で機能不全が起こっていることを示しており、前提となる信頼関係を作ることが、チームデザインの上で最も重要なことであると述べられていました。

 

 

▶︎第八章「有能であって、しかも人に愛される」

ー二年かけてほかの人に関心をもってもらおうとするより、二ヶ月かけてほかの人に心の底から関心をもつほうが、多くの友人を作れる。これはつまり、友人を作るには友人になるにかぎるということだ。(デイル・カーネギー)ー

 

そして、第八章では社会的技能、特にリーダーシップについて書かれています。

トゥプテン・ジンパによれば、思いやりのあるリーダーシップこそが、最も効果的なリーダーシップであると述べ、そしてこの思いやりを以下の3つの要素に分解しています。

①認知的な要素:私はあなたを理解している

②情動的な要素:私はあなたに同情する

③動機づけの要素:私はあなたの役に立ちたい (本文より)

 

そして、『ビジョナリー・カンパニー2』における、優良な企業を卓越した企業に育てるにあたり必要とされる”レベル5のリーダーシップ”に必要となる「大きな野心」と「謙虚な態度」の土台がこの思いやりになっている、つまり「大きな野心」には③が、「謙虚な態度」には①②がそれぞれ土台となっていることが見受けられる旨が、説明されています。

 

なお、この説明は著者であるChade-Meng Tanが「Everyday Compassion at Google」というテーマでTED Talkをしているので、もし宜ければご参照下さい。

https://t.co/7EyNpjsrJS

 

 

④しめの言葉

 

この本は、現代のストレスフルな日本社会を生きるビジネスマン向けの本です。

 

特徴としては、上のようにEQやマインドフルネスという右脳的・感覚的・非言語的なものを、シンプルかつ明瞭に定義・言語化していて分かりやすい点、そして②③では触れなかったが、各章の終りに実践的なトレーニング方法も掲載されており、読んで終わり、ではなく、今後もEQを高めるために教科書として、継続して読みたいと思わせる本でした。

 

各パートの中では、個人的にはリーダーシップの章がイメージしやすかった。

これからもチームマネジメントで悩んだ際には、この本に立ちかえってみようと思います。

 

 

2017.08.25

 

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"Parallel Career"とは、仕事・趣味・社会の3点の交わる場所で生きることです。言い換えれば、自分のスキルを自分の好きなことに活かして、他の誰かを笑顔にすることで、社会貢献する新しい生き方です。

 

このブログを通じて、Parallel Careerという新しい概念を、インバウンド会計士という視点でご紹介出来ればと思います。

What is Parallel Career?
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Koki Miyashita / 宮下 晃樹

Carstay株式会社 代表取締役 / NPO法人SAMURAI MEETUPS 代表理事 / 公認会計士 / 一般社団法人モバイルハウス協会 監事 


1992年3月生まれ。ロシア出身。
大学時代にアメリカへの留学経験を経て、“訪日外国人に忘れられない体験をプレゼントする”、 NPO法人SAMURAI MEETUPSを2014年に創業。外国人と地域を繋ぐ活動を80名のメンバーと共に推進。4年間で延べ1200人の訪日外国人を地域でガイドした経験から、外国人旅行者の車移動の課題と、地域の2次交通の課題を実感。そこで、2019年1月に、“快適な移動と感動体験を創出するプラットフォーム”、Carstay(カーステイ)をリリース。”VANLIFE(バンライフ)”という新しい旅のカタチを提唱する。2019年は自製モバイルハウスを製作予定。

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