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#9 書評-Book Review "社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門"-

February 16, 2017

  

みなさんこんにちは。ご無沙汰です。

約2週間ぶりの記事更新になります。

 

 

この2週間、書きたいことがいっぱいあったにも関わらず、なかなかブログ更新出来ず。

その間に一体私が何をやっていたかと言いますと、、、

 

 

 

 

 

NPO法人SAMURAI MEETUPSとして、成田国際空港と提携し、空港利用客向けに観光情報を提供するブース及び成田市の文化体験プログラムを運営していました!(プレスリリースはこちら

 

 写真の日は、成田市の酒蔵「滝沢本店」さんの名酒”長命泉”の空港内での試飲体験、滝沢本店さんの酒蔵見学ツアーを実施致しました。成田空港内で着物を着ていたら、多くの訪日外国人に注目頂き、試飲体験をして頂けました!

 

 

 

このような大型プロジェクトを運営できる機会を頂き、今後NPO法人として運営をどのように行なっていくか。そのような「壁」にぶつかったときに、ソーシャルセクターの先輩方に薦めて頂いた本が、

 

 

 

駒崎弘樹著『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門

 

 

 

でした。今回のブログでは当書についての書評を行ないます。

 

 

 

 

 

①作品の背景
 
Amazonの商品紹介の部分から抜粋しました。以下、あらすじです。

 

 

貧困や格差、高齢化など、私たちを取り囲む社会課題は尽きない。そうした課題を解決するための手段の1つとして注目されているのが「ソーシャルビジネス」だ。


病児保育を行う認定NPO法人「フローレンス」を2004年にたちあげ、日本の社会起業家の若き旗手としてニューズウィーク「世界を変える社会起業家100人」にも選ばれた著者。
本書では、起業当初から現在に至るまで、10年以上にわたる著者の軌跡を初めて具体的に明かしていく。


社会課題を解決するための「仕組みづくり」はどうしたらいいのか。お金はどうやって回していくか。人を集めるには、行政とうまく付き合う方法……など、超実践的なノウハウ満載。本書を読めば「新しい社会貢献」の実際がすべてわかる! 
NPOからソーシャルベンチャー、ボランティアまで、「社会を変えたい」と願うすべての人、必読。

Amazonより)

 

 

②作品の概要

③作品の魅力

 

 

章ごとに、概要と、魅力的だと感じた要素を以下に記載しました。

以下、一部ネタバレを含みますので、ご了承下さい。

 

 

 

▶︎第1章「ソーシャルビジネスを始める前に考えておくべきこと」

 

最初の章では、ソーシャルビジネスを始める前にテーマをどのように見つけるか、が書かれています。

 

本来であれば、「解決したい問題があり、その道具としてのNPOであり、社会起業である」というのが正論であるが、駒崎氏は人間の内面は混沌としていることが多いため、最初は崇高で確固とした問題意識なんて必要ないと話しています。

 

では、どのようにテーマを探せば良いか?という問いに対しては以下のように回答されています。

 

何となく心に刺さっている棘」に会いに行けばよい。ニュースで見て、新聞で見て、友達に聞いて、自分で体験して、何となく許せなかったこと、納得が行かなかったこと、悲しかったこと、心動かされたこと。そうした棘に、実際に会いに行けばいいのだ。〜中略〜 棘の痛みに向き合うことによって、我々は近づけるのだ。真の問題意識に。そして一生取り組んでよいと思えるテーマに。(本書より)

 

そして、そのテーマを見つけたら、「なぜ」を問い続ける事で、課題を特定し、どうすれば解決されるかの手段を、反証、検証、また反証、、、といった具合に繰り返す事で、ビジネスモデルのたたき台を作ることができるといいます。駒崎氏が試行錯誤されたエピソードとして印象的だったのが、”僕は事業計画書を100回以上直している”といった話でした。

 

 

▶︎第2章「ソーシャルビジネスの「仕組みづくり」(事業プラン)をどうするか」

 

この章では、非営利団体はお金なんていらないでしょ?という誤解を解いた上で、まず、駒崎氏の考案したソーシャルビジネス・マトリックスという概念について説明しています。(詳細はこちら

 

これは、ソーシャルビジネスの活動の種類により、モノやサービスの受け手の支払能力(Payability)とビジネスがどれだけ共感され、寄付を得やすいかという共感可能性(sympathizability)の2軸でマネタイズ・モデルを分類するものです。

 

各マネタイズ・モデルとその成功のためのポイントが詳細に記載されているので、以下にまとめてみました。

 

寄付モデル(Ex. かものはしブリッジ・フォー・スマイル:A4 1枚のプレスリリース、シンポジウム、ホームページ(信頼を置けるか/クレカ等で簡単に寄付が出来るか)により、困っている人たちの困り具合を「見える化」し、その要因を明確にして、他ならぬ自分たちが行なっている活動はその解決策に繋がっていることをアピールすることで、「共感」してもらうこと

 

・受益者労働モデル(Ex. ビッグイシュースワンベーカリー徹底したマーケティングにより顧客を創造し、「助けてもらう立場」の人が社会に参加し、価値を生むというモデルをつくること

 

・行政事業受託モデル(Ex. 保育所・児童保育等):安定的であるが、ペイしない・資金繰り悪化・士気の低下というデメリットが有るので、組織の魂がこもっていた革新的な自主事業をあくまで主体にし、受託事業は全収入のうち何%と定めるルールを持つこと

 

・対価寄付混合モデル(Ex. マドレボニータ、フローレンス):寄付モデルの上記ポイントとビジネスモデルを確立すること

(本書より)

 

また、【駒崎式・事業計画書】として事業計画書に織り込むべきポイントが列挙されていました。事業計画書の書き方等の本やサイトは複数読んだことがありますが、NPO法人向けにこれほどシンプルに良く纏まっているものは無かったので、個人的に大変参考になりました。

 

①ターゲット:どんな人を助けたいのか?

②市場規模:助けを必要としている人はどれくらいいるのか?

③モデル:どのような仕組みで助けるのか?

④マネタイズ:お金は誰が払うのか?助けたい人から、いくらもらうのか?

⑤競合:ほかに、似たような事業を行う人や団体は存在するのか?

⑥差別化:上記の人や団体と、自分たちとの違いは?

⑦組織デザイン:どういう組織にするのか?

⑧スケールアウト:今後どのようにして広がっていくのか?

(本書より)

 

 

▶︎第3章「さあ、ソーシャルビジネスを始動させよう」

 

第3章では、事業を始める上で具体的に必要な要素について、纏められています。

 

各要素について、印象に残った点を以下に書いてみました。

 

・ウェブサイト:寄付してくれる人に負荷をかけないこと

・キャッシュ:助成金を取る際には、募集要項を読み取り相手の助成意図を正確に理解することと過去の助成実績を確認すること。また、ビジネスプラン・コンテストでは、「問題」→「理由」→「解決策」+「パーソナルWHY(何故あなたがやるのか)」の4項目を明確にすること。

・ヒト:「知識」「技術」を提供してくれる社会人プロボノと「時間」を提供してくれる学生インターンをしっかり集め、仕事を依頼する際にはしっかりゴールを明確化し、ボランティアは褒めて伸ばすこと。(本書より)

 

 

▶︎第4章「準備は整った。大海へ漕ぎ出そう!」

 

第4章では、事業プランが描け、ある程度リソースが整った段階で、どのように事業を進めていくかについて書かれています。

 

プレスリリースの書き方・送り先、NPSを使ったサービスの質の上げ方、どのように人材を募集するか、について具体的はHow toが事例を交えて記載されています。

 

 

▶︎第5章「事業を大きくし、より大きな社会変革を目指す」

 

第5章では、走り始めた事業を、どのようにスケールしていくかがテーマです。
NPO法人SAMURAI MEETUPSにおいても、まさにこのフェーズであり、第5章が1番勉強になる情報を入手することが出来ました。

 

まず、キャッシュについて、クラウド・ファンディング(CF)を有効活用してリソースを充填するという方法が記載されていました。CFのポイントは以下の点であるとのことです。

 

・見る人に共感してもらえるように、こちらの「想い」をしっかり伝えること

・このビジネスモデルでどれくらいの人たちを手助けしてきたのか、利用者や受益者の方々からどのように喜ばれているのかという「実績」を示すこと

・いまの事業をさらに広げていけば、もっとたくさんの人のお手伝いができるという「未来絵図」を描くこと(本書より)

 

また、組織を成長されるためには戦略的な権限委譲が有効であったり、スケールアウトする中で事業の多角化を図る場合には、主力事業の隣接領域へ広げることがポイントであるそうです。

 

 

▶︎第6章「「制度化」という社会変革の方法」

 

最終章では、自力で事業を拡大していく方法以外にも、国の制度化することによる、社会変革の方法があることについて書かれています。また、付随して、社会変革者として必要なマインドセットにもついて書かれており、個人的には後者の中で、以下の内容が印象的でした。

 

・国民の9割はネガティブな意見を言う者と考え、そのようなドリームキラーにはスルー力で対応する

・経営者目線で考えると、組織は成長ステージごとに必要とされてくる「人材」が変わってくる。しかしメンバーの新しい門出は温かく送り出すこと。

 

 

 

④しめの言葉

 

 

最後に、この本を私が一言で表すならば「社会起業家の教科書」です。

 

読み終わったとき、”ああ、創業前に読んでおけば良かったな”と痛感しました。

社会起業をする上で、必要な要素がかなり網羅的に織り込まれているので、適宜困ったらこの本に立ち返ってみよう、そんな文字通り教科書のような本でした。

 

また、ボランティアに参加する学生の方やプロボノとしてNPOに関わることになった方にとっても、活動の運営者が何を考えていて、どのような点で悩んでいるか等、運営者目線を知ることができる良い機会になると思います。

 

 

以上、第2回目の書評でした。

少しでも誰かの何かにお役に立てたら幸いです。

 

2017.02.16

 

 

 

 

 

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"Parallel Career"とは、仕事・趣味・社会の3点の交わる場所で生きることです。言い換えれば、自分のスキルを自分の好きなことに活かして、他の誰かを笑顔にすることで、社会貢献する新しい生き方です。

 

このブログを通じて、Parallel Careerという新しい概念を、インバウンド会計士という視点でご紹介出来ればと思います。

What is Parallel Career?
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Koki Miyashita / 宮下 晃樹

Carstay株式会社 代表取締役 / NPO法人SAMURAI MEETUPS 代表理事 / 公認会計士 / 一般社団法人モバイルハウス協会 監事 


1992年3月生まれ。ロシア出身。
大学時代にアメリカへの留学経験を経て、“訪日外国人に忘れられない体験をプレゼントする”、 NPO法人SAMURAI MEETUPSを2014年に創業。外国人と地域を繋ぐ活動を80名のメンバーと共に推進。4年間で延べ1200人の訪日外国人を地域でガイドした経験から、外国人旅行者の車移動の課題と、地域の2次交通の課題を実感。そこで、2019年1月に、“快適な移動と感動体験を創出するプラットフォーム”、Carstay(カーステイ)をリリース。”VANLIFE(バンライフ)”という新しい旅のカタチを提唱する。2019年は自製モバイルハウスを製作予定。

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